その6. ネットワークの仕組み

6.1 ネットワークの仕組み

複数のコンピュータを接続した物を、コンピュータネットワークといいます。
このネットワークについてみていきましょう。

ネットワークの種類

LAN(Local Area Network)

LANとはLocal Area Nerworkの略で、ランと読みます。
LANとは同じ建物内や、同じ部屋にあるコンピュータやプリンタをケーブルや無線で接続し、データをやりとりするネットワークのことをいいます。

WAN(Waid Area Network)

WANとはWaid Area Networkの略で、ワンと読みます。
WANとは地理的に離れたLANを電話回線や専用線で結んだネットワークのことをいいます。

インターネット

インターネットとは、LANやWANを接続したネットワークのこと。このため、「ネットワークのネットワーク」と呼ばれることもあります。
コンピュータ同士を接続するためのプロトコル(通信するための約束事)に、TCP/IPを使っているのが特徴です。このTCP/IPは標準化されているので、インターネット上で異なるコンピュータ同士でも通信することが出来ます。

6.2 ネットワークに参加するには

コンピュータをネットワークに接続すると、1台では出来なかったことが出来るようになります。しかし、誰もが勝手にネットワークに接続するといろいろ不便があります。
そこで、利用者を特定するためにユーザ名とパスワードが必要になります。

あなたは誰ですか?

ネットワークでコンピュータを使う場合、誰がどのコンピュータを使っているかを知る必要があります。そのために、コンピュータを利用開始する時に「ユーザ名」と「パスワード」を入力します。
この「ユーザ名」と「パスワード」が正しく入力されることで、コンピュータネットワークを使う資格を得ることになります。
逆に言うと、ネットワークを使う権利がない人でも、「ユーザ名」と「パスワード」さえ分かれば、自由にネットワークを使うことが出来るようになります。ですから、「ユーザ名」と「パスワード」を他人に知られないように、大切に保管しなければなりません。

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