明るさを自分で決めてみよう

プログラムで決めた明るさではなく、「もう少し明るく(暗く)したい」という事はあると思います。
スイッチで明るさを調整するための命令が、「タッチ中明るく」という命令です。
この命令を使えば、エコライトを自分の好きな明るさで使う事ができます。

例題7
明るさ20%で点灯後、明るさを調整できるスタンドを作ってみよう。

答え

上のような答えになったでしょうか?
このプログラムを転送した後、一度データケーブルを抜いて、電源を入れ直してみましょう。
まず電源を入れると、LEDが20%の明るさで点灯します。次に、スイッチを押します。普通ならば、すぐに離しますが、そのまま押し続けます。
すると、LEDはだんだん明るくなり、一番明るくなった後で、一瞬消灯した後、また明るくなっていきます。
自分の好きな明るさになった時に、スイッチを離してみましょう。
そうすると、自分の好きな明るさに・・・・、ならないですね?
これはどういう事でしょうか?

エコライトの動作を理解すると、この謎は解けます。
エコライトをスタンドとして使う場合、転送されたプログラムを最初から順番に、0,1,2,3,・・・・と実行していきます。
そして、最後の命令を実行し終わったら、また0番に戻ってしまいます。
上の答えでは、「1」番の命令で、自分の好きな明るさを設定しても、すぐに「0」番の命令に戻るので、明るさが20%になってしまいます。
これを防ぐためには、次のようにプログラムを作ってみましょう。

タッチ待ちを追加した

「タッチ待ち」命令は、スイッチが押されるまで次の命令が実行されません。
2番まで命令を実行した後、0番に戻っても、スイッチが押されるまで次の命令に進まないので、自分で調整した明るさのままになります。
このように、エコライトの動作と各命令の特徴を上手に組み合わせて、プログラムを作っていきましょう。
次は、フローチャート式プログラミングを使ってみましょう。

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