フローチャート式プログラムを試してみよう

フローチャート式プログラムは、「動作命令」から使いたい命令を選び、「命令追加」をクリックする事で、プログラムを作成します。
動作命令は、アイコン命令と対応しています。(対応表)
このように、アイコン命令とフローチャート式プログラムでは、同じようにプログラムを作る事ができます。
ただし、フローチャート式プログラムにしかない命令があります。
それが、「サブルーチン」命令です。

サブルーチンって何?

サブルーチンとは、プログラミングでよく使われる言葉です。
プログラムの中でよく使われる部分(共通な部分)を分けたプログラムの事をいいます。
例えば、プログラム中で何度も使う部分があるとすれば、それをサブルーチンにします。
すると、プログラムはすっきりして、見やすくなります。
文章ではわかりにくいので、実際の例題とプログラムで確かめてみましょう。

例題8
スイッチを押すと点灯し、もう一度押すと消灯するプログラムをサブルーチンで作ってみましょう。

答え

例題8を参考に、サブルーチンの作り方を解説します。

  1. 「サブルーチンの追加」ボタンをクリックします。
  2. 左下の「編集中のルーチン」が「サブルーチン1」になっているのを確認する。
  3. 通常通りプログラムを作成していく。
  4. サブルーチンの作成が終わったら、「メインルーチン」ボタンをクリックする。
  5. 左下の「編集中のルーチン」が「メインルーチン」になっているのを確認する。
  6. 「動作命令」からサブルーチンを選択する。
  7. 命令追加ボタンをクリックする。
これで、サブルーチンを使う事ができます。
サブルーチンは最大9個作成する事ができます。

これだけでは、サブルーチンの便利さが分からないかもしれません。
そこで、例題81にサブルーチンを2つ追加してみましょう。

例題9
例題8へ次のサブルーチンを追加してみましょう。
スイッチを押すと、明るさ20%で点灯
次にスイッチを押すと、50%で点灯
次にスイッチを押すと、100%で点灯
次にスイッチを押すと、消灯
この動作をサブルーチン2に登録する。

例題9の動作は、例題2と同じです。

答え(サブルーチン2の部分だけ)

例題10
例題9へ次のサブルーチンを追加してみましょう。
スイッチを押すと、明るさ20%で点灯
次にスイッチを押すと、50%で点灯
次にスイッチを押すと、100%で点灯
次にスイッチを押すと、消灯
ただし、明るさの指定は「だんだん明るく」、「だんだん暗く」命令を使う事。
この動作をサブルーチン3に登録する。

例題10の動作は、例題3と同じです。

答え(サブルーチン3の部分だけ)

例題9、10は上手くプログラミングできたでしょうか?
Program(プログラム)にはメインプログラム、サブルーチン1、2、3ができているはずです。
メインプログラムを選択して、サブルーチンをいろいろな順に追加してみましょう。
例えば、サブルーチン2を2個追加してみましょう。
サブルーチン2は8命令ありますが、サブルーチンにしておけば入力は1回で済みます。
また、サブルーチンの順番を入れ替えたり、削除したりするのも簡単です。
このようにサブルーチンを使いこなせば、よりプログラムが楽しくなると思います。

ここまでで、SF-07で、できる事は全て体験してきました。
文字プログラミングの解説はしていませんが、使い方はドラッグ&ドロッププログラムと同じです。
ドラッグ&ドロッププログラム、フローチャート式プログラミング、文字プログラミングとSF-07では、いろいろなプログラミング方法を用意しています。 自分の得意な方法や、理解しやすい方法でプログラムを組みましょう。
次は、これまでの経験を生かして、本格的なプログラミングに挑戦してみましょう。

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