実用的なスタンドを作ってみよう2

実用的なスタンドとは?

実用的なスタンドとはどんなものでしょうか?
新しい製品を作る場合に、考える事は

  1. 作りたい製品を考える
  2. 構想を具体化する
  3. 製作に必要な図面を描く
  4. 製作準備
  5. 製作

の様な流れになります。
今から作るスタンドに当てはめてみると、次のようになります。

  1. 作りたい製品を考える
    スタンドをどのように動かすか
  2. 構想を具体化する
    どのようなプログラムを作るか
  3. 製作に必要な図面を描く
    今回はプログラミングだけなので行わない
  4. 製作準備
    プログラミングができるように準備する
  5. 製作
    プログラミングを行う

今から作る実用的なスタンドは、プログラムが中心になるので、図面を描いたりしません。
しかし、本格的なプログラミングを行う場面では、プログラムの図面である「フローチャート」や「UML図」などが使われます。
それでは、順番に考えていきましょう。

1.作りたい製品を考える。
これまでの例題などを参考に、動作を考えましょう。
今回は例として、次のような動作を作ってみます。

例題14

2.構想を具体化する。
上の例を参考に、プログラムの構想を考えます。
上の例をアイコン命令に置き換えて考えると、

スイッチを押す・・・「タッチ待ち」命令
だんだん明るくする・・・「だんだん明るく」命令
確認音を鳴らす・・・「確認音」命令
ゆっくり消灯する・・・「だんだん暗く」命令
1分以上待つ・・・「タイマ」命令

4、5製作準備と製作
コンピュータとエコライトを接続します。(製作準備)
「構想を具体化する」で考えたアイコン命令を使って、実際のプログラムをSF-07で作る。
完成したプログラムをエコライトへ送って、自分の考えた通りの動作かを確認する
上手く動かなかった場合は、自分の構想を正しくプログラムに変換できているかを確認する。
また、プログラムに間違いが無いか、確認する。
全て、自分の考えていた通りの製品ができれば完成です。

実用的なスタンドの製作例(更新単位は違っていても構いません)

「実用的なスタンド」というのは、人によって違うと思います。
例えば、夜に5時間点灯し、昼間は消灯している防犯灯や、朝になると少しずつ明るくなって、気持ちよく目覚める照明など、いろいろ考えられると思います。
どんなものを作るかを考えるのも楽しいと思います。
また、できたプログラムはレポート作成機能を使ってレポートを書くようにしましょう。
レポートには、感想欄があります。ここに、そのプログラムをなぜ作ったのかや、工夫した点を書きましょう。

実用的なスタンドの製作例を通して、製品の構想から製作までを体験してみました。
このように、新しい製品を作るためには、たくさん考える事や製作する事があります。
初めは難しく思えるでしょうが、何度か作っていくうちに作り方の「コツ」というものが分かってきます。
自分の満足のいくスタンドになるまで、がんばって作ってみましょう。

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